Posted on 2018/09/10 by KAKUKI PROJECT

ものづくりで森づくりネットワークでつながる、放置された森の活用

fuu+017(フータスジュウナナ)の江口玲奈さんが取り組む、林地残材の活用は「放置された森を活用したい」と取り組む多くの人の活動によって支えられています。山の持ち主の方、森林計画を立てる方、木を伐採する方、搬出する方、製材する方、そして小物や家具などの最終製品をつくる方・・・。
江口さんが用いる林地残材の材料を追って、その先の森での活動に目を向けてみました。
 
>>>fuu+017(フータスジュウナナ)の江口さんの木の小物づくりについてはこちらの記事をお読みください。
 
 
|ものづくりで森づくりネットワーク
  

江口さんは、ものづくりで森づくりネットワークと連携して、「ものもりの森」から運び出した林地残材を使い、素敵な木工小物の製作に取り組んでいました。
 
「ものもりの森」は、郡上市白鳥六ノ里の大洞峠(おおぼらとうげ)は標高1,000m超、多様な樹種で構成された100年生の広葉樹二次林です。
尾根部で、生えている木は痩せているという山でしたが、山主さんがいい森にしたいと願い、2005年から「ものづくりで森づくりネットワーク」という団体を立ち上げ、山主・木こり・木工家・研究者などが連携しながら、持続可能な広葉樹の森づくりとその活用を実践するプロジェクトがスタートしました。
そして「ものもりの森」という愛称で、この山の木の活用に取り組みます。メンバーは代表で森林コーディネーターの山口さん、木こりの澤田さん、中濃総合庁舎で森林計画を担当する塩田さん、山主さんらが中心となって活動していて、岐阜県美濃市にある岐阜県立森林文化アカデミーやNPO法人グリーンウッドワーク協会らと連携し、ものもりの山をフィールドとして、放っておいて荒れてしまった山の管理と活用に取り組んできました。
ものもりの森には数十種類の木が自生しています。最近では、この山の木をものづくりで活用しようというプロジェクトに共感した、学校法人自由学園女子部(東京都・豊島区)によって、女子部の生徒らが使用する学童机の天板100セット分の材料として使われました。このプロジェクトでは、製作場所に自由学園の木工室を活用し、生徒が使う机だからこそ、東京の作り手さん、生徒らが製作を行いました。また机を使う女生徒達をものもりの森に招いて、森のこと、木のことを知るワークショップが行われました。
 

自由学園女子部に納められた「ものもりの森」の材料で、女生徒が使う机が作られました。
 
 
このような活動を通して、持続可能な広葉樹の森づくりとその活用がすすめられています。その行く先、将来は300年生の森に育てよう!と壮大な夢と希望を持ち、山主・木こり・木工家・研究者や若い学生らと連携し、森の未来につながる活動はこれからも続きます。
 
 
こうした森の活用について学べる講習が、岐阜県立森林文化アカデミーで開催されています。
こちらでは、より森に親しみを感じられると思います。生物、生態系の営みの深さに感動したり、風や香りの心地よさに癒されたりしに行かれてはいかがでしょう。
森の活用は、まずはその森の現状を知ることからと思います。一般からも参加が出来るので、ご興味がありましたら参加してみてはいかがでしょうか。
 
「木と森のオープンカレッジ」
https://www.forest.ac.jp/events/?slug=opencollege
 
 
参考:Facebookものづくりで森づくりネットワーク
https://www.facebook.com/monomori.net/