Posted on 2019/01/08 by KAKUKI PROJECT

神事と深く関わるヒノキのお話し

新年あけましておめでとうございます。
 
平成という時代が終わり、新たな時代が始まる2019年。
筆者は平成と共に年齢を重ねてきた世代の生まれですが、平成の30年を振り返れば、
元号に込められた願いのとおり、穏やかな時代だったのではないかと感じます。
 
“ 平成 ”
「国の内外、天地とも平和が達成される」
 
資本主義経済、国際社会が世界の在り方に移行した時代。
著しい経済成長の反動で、経済不安・金融恐慌におちいたり、国際競争の中で、格差が広がりその報復としてテロが勃発したり、経済発展の歩みの裏で地球環境悪化。それが原因での異常気象といった不安事はつきませんし、日本で加速する少子高齢化や、各地で頻発する大震災、癒えぬ戦争の傷跡など、国内不安は消えず、今年の漢字「災」がその不安を現しています。
 
それでも、30年間、毎年当たり前のように初参りして、旧年を振り返り無事新年を迎えたことに感謝し、家族や自分の健康や安泰、向上・成就を願うことができるというのは幸せだったなと思うのです。
 
さて、このお正月には、門松やしめ縄、鏡餅を飾り、歳神様をお迎えする準備をなさった方も多いと思います。
歳神様は、新年の初日の出と共にご来光され、門松や鏡餅を頼りに皆さんのもとにやってきて、松の内の期間、豊作の祈りを聞き入れていただくとして古来より大事にされてきました。松の内は関東では7日まで、関西では15日までと地域により異なるようです。
  
筆者の地域では、15日に左義長が行われ、お正月飾りや書初めなどを火でお焚きあげし、立ち上る炎でお迎えした歳神様をお送りします。

 
こうした神事では火起こしの儀が行われます。縄文の頃から行われてきた火起こしで、「舞錐式発火法」と言われます。
日本誕生の神をお祀りする伊勢神宮では、毎日朝夕とこの方法で火起こしをし、神様のお食事を用意しているそうです。
この火起こしに用いる道具を、火鑚具(ひきりぐ)といいます。

 
火きり具は、桧(ひのき)で作られています。火を起こす木だから「火の木」というのが言葉の由来と言われます。
ひのきと日本の神様との縁は深く、伊勢神宮のお社がひのきで作られているように、日本書紀では、「スサノオが胸の毛を抜いて散らすとひのきになった。…ひのきは宮殿に用いなさい。」といった一説があります。ひのきは神が日本の発展のために用立ててくれたものなんですね。
 

 
 
参考・出典(下記よりお写真お借りしました)
【岐阜】左義長https://sakadachibooks.com/koyominoyobune-2016-2017/
伊勢神宮内宮宇治橋前の鳥居から昇る朝日http://kando.jtb.co.jp/detail.html?pcd=101


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