Posted on 2018/08/17 by KAKUKI PROJECT

遊びは子どもだけが楽しむものではない @ナイトキャラバン

大人になってから、おもちゃで思いっきり遊んだりしているでしょうか?
 
子どもは、おもちゃでの遊びを通して自然と「協調性」や「想像力」、「自我」を形成していきます。
だから、子どもとおもちゃの関わりが大切だということは多く知られているところです。
しかし、大人がおもちゃで遊ぶことも大事なのです。
大人が楽しく遊ぶ姿は、子どもにとって「憧れる」「真似したい」姿です。
大人が一緒におもちゃで楽しむから、子どもの知育が助長され、子どもの力は豊かに育ちます。
おもちゃで遊ぶ時間は、大人も子どもも、楽しくて幸せな団欒の時間を過ごすことができます。
だからこそおもちゃは子どもが楽しむだけじゃなく、大人も楽しむものだと思います。
 
それなら、子どものためじゃなく、大人が楽しむためのおもちゃの時間があってもいいよね。
ということで、8月10日、「おとなの木育ナイトキャラバン」というイベントが行われました。
ナイトキャラバンでは、東京おもちゃ美術館が、岐阜清流プラザにやってきて、木のおもちゃずくしの中、大人が楽しむためのおもちゃの時間を過ごします。 
  
|おとなの木育ナイトキャラバン
  
おとなの木育ナイトキャラバンでは、東京おもちゃ美術館から講師を招いて、グループワークを行いました。
講師は遊びの伝道師、岡田哲也さん。
東京おもちゃ美術館ディレクター・おもちゃコンサルタント。全国におもちゃの遊びを拡げるワークショップを展開し、NHK Eテレ『まいにちすくすく』出演など、豊富な実績があります。
 
   
ナイトキャラバンでは、はじめましての人同士で8人のグループを作り、「スティッキー」というHABA社(ハバ、ドイツ)製のおもちゃで遊びました。
スティッキーはリングの中に色と太さの違う木の棒を入れ、自立させます。サイコロを振って、出た目の色の棒を順番に抜いていき、リングが床に落ちたら、負けとなります。
この遊びでは、いかにバランスを崩さずに、棒を抜くことができるかが鍵になります。
 

 

 
しかし、今回このルール通りにやりません。
 
「遊び方はひとつじゃない。ルールは変えられる!」のです。
  
遊びが破綻しないように、変えられない決まりとして、
 
”順番に棒を抜いていき、リングが床に落ちたら負け”
 
としました。そして新たなルールを追加します。
 
まずはグループのリーダーを決めます。
そして追加ルールとして
 
”棒を抜いた人は次の人が抜く棒の色を指定” 
”出来るだけ長く、リングを落とさないように” とします。
 
こうしたルールの工夫次第で、「落としたら負け」という勝負だけではなく、出来るだけ長くゲームを続けるために、「ここが取れるよ」と声を掛け合いながら、チームで協力することで、より団欒を楽しむことができました。
 
他にもいろんなルールで遊んでみました。
”2人1組でペアを組み、片手はペアと手をつなぎ、残りの片手同士(人差し指同士)で棒を抜く”
 
”「あんたがたどこさ」の曲に合わせて「さ」のタイミングで順番に棒を抜く”
 
”スティッキーを頭の上に乗せて、順番に棒を抜く”
  
遊び方の工夫次第では、このように人と人との距離を近づけたり、ハラハラドキドキ感がぐっと増したりします。
私の人差し指とペアの人差し指で棒を掴むのは、慎重に息を合わせないといけないし、「あんたがたどこさ♪」のリズムに合わす時には、「似てさ♪焼いてさ♪食ってさ♪」のフレーズで、あわあわわ~と焦りますし、頭の上に乗せた時なんかは、頭に棒が刺さる異様な光景に、遊び初めから笑いが止まりません。
そして、ゲームが終わった時「あ――――!」と一斉に感嘆の声をあげたあとで、みんな笑顔になるのです。 
 
おもちゃは決して、子どもだけのものではありません。
このように、おもちゃというツールを輪にして、大人も子どもも平等に楽しく遊ぶことができるのです。
そして、大人が工夫した遊び方を子どもに提案してあげることで、子どもにも知恵がつきます。
楽しく遊んだ経験は、また次もやりたくなって、お友達に教えてあげたりして、楽しさの連鎖が続いていく。
それは、おもちゃが与えてくれる幸せだと思います。
そんな風におもちゃで遊ぶことをぜひ、楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
 
岐阜にも岐阜県産の木に触れ合える、面白いおもちゃがたくさんあります。

「さるぼぼ」をモチーフにした新しいタイプの積み木です。頭部にカエデ・カバ、身体にスギの間伐材を使用しています。材料の重さの違いによって不思議なバランスで積んでいくことができます。木のおもちゃの手触りの気持ち良さや、香りに触れて、心にもやすらぎを感じます。
 
岐阜県内にはこうした木のおもちゃで遊べる「ぎふ木育ひろば」が設置されています。
木のおもちゃはシンプルな遊び方が多いので、遊び方の工夫をしていろんな楽しみ方が出来そうです。
外は残暑がまだまだ厳しいので、こうした室内遊具で、めいっぱい遊んでみてはいかがでしょうか?
 
「ぎふ木育ひろば」について>>http://www.pref.gifu.lg.jp/sangyo/shinrin/kyoiku-kenkyu/11513/mokuiku_hiroba.html
 
「ぎふ木育ひろば」設置場所一覧>>http://www.pref.gifu.lg.jp/sangyo/shinrin/kyoiku-kenkyu/11513/mokuiku_hiroba.data/ninteishisetsumeiboH27-H28.pdf
 

 
≪おとなの木育ナイトキャラバンは、主催:岐阜県/岐阜グッドトイ委員会、後援:東京おもちゃ美術館によって行われました。≫