Posted on 2019/08/01 by KAKUKI PROJECT

【コラム】みのかも健康の森で遊ぶ夏がアツい!

美濃加茂市。

美濃加茂市は、岐阜県の南部に位置する人口57,000人の町です。
駅前やバイパスには、大型のスーパーやドラッグストア、ホームセンター、飲食チェーンが立ち並ぶ都市郊外的側面と、農業が盛んで森や川での遊びが楽しめる穏やかな田舎的側面があり、生活のしやすい町です。

美濃加茂市では、「里山千年構想」を掲げ、山や川のある穏やかな美濃加茂市を未来の子どもたちに残すため、美濃加茂市の森づくりと、森がある良さを啓蒙しようという取り組みを行っています。

《美濃加茂市の森全景。美濃加茂市ホームページより》
 

美濃加茂市の森づくりは、市の職員や加茂森林組合が中心となり取り組んでいて、明治以降、松林で枯れた山は、栗や桜などのお日様が大好きな広葉樹が育つ、豊かな森へと成長しました。広葉樹は100年200年と長い年月をかけて大きく育ちます。大きく育った幹は、国産の高級家具の素材として使うことが出来ます。人は潜在的に木が好きで、木の家具に特別な思いを寄せているように思います。ところが、現在の日本には木の家具に使えるまで成長した木は少なく、外材に頼っているという現状があります。それを国産に戻そうと思うと、美濃加茂市のように森を育てる政策がとても重要なことなのです。

 
|みのかも健康の森
 
美濃加茂市にある「みのかも健康の森」は、誰もが気軽に登山や山遊び、木のものづくり体験ができる自然公園です。飲食コーナーには、地域の食材を使ったメニューや、地域の木材を使った楽しげな家具や、室内で子どもが遊べるコーナーもあり、小さなお子様からご利用できるようになっています。

 
小学生以上のお子様なら、ツリートップアドベンチャーがおすすめです。木の上に渡されたロープの橋をわたって木から木へ移動していくフィールドアスレチックで、命綱をつけて子どもの身長の何倍もある高さの木を渡っていく感覚は、ドキドキワクワクします。
 

大人も楽しむ自然遊びでは、木の小物づくりイベントがあります。木の小物では、過去にヒンメリを作ったり、グリーンウッドワークで木のスプーンを作ったり。暮らしの道具や雑貨を自分でつくってみたいなという、モノづくり欲求は、ここで発散してみてはいかがでしょうか。

 
【最新イベント情報についてはコチラから】
みのかも健康の森公式HP

 
|美濃加茂市の里山千年構想
 
美濃加茂に未来ある森を残そうとする、この取り組み。

この取り組みで最初に始めたことは、森の幼稚園でした。
森の幼稚園は、市の職員やボランティアのお母さんたち、市民たちの手で作られてきました。森の中にはたくさんの植物や動物、昆虫などのいきものがたくさんいて、いきものや、季節の移ろい、山の地形を生かした自然遊びを介して子どもたちの心と体を育みます。大人が里山での遊びを子どもに与えてあげることで、子どもは森の中で多くの気づきを見つけることが出来ます。

それにそうした自然体験は、大人になってからも忘れることはありません。森で育まれた子どもは、社会経験を重ねていい大人になっても自然が好きなままではないでしょうか。森の幼稚園での取り組みは、森が子どもを育て、子どもが森と育ち、子どもが森を育てる循環を生んでいきます。

このように学べる里山があることで、市民が活動できたり、関係人口を増やして市外との交流ができたり。居心地の良い里山のおかげで、県外から移住したり。美濃加茂の森には大きな可能性がありました。

里山千年構想は、森と市民が一緒に千年先の未来に歩むことこそ、美濃加茂というまちのアイデンティティになる。そんな期待を感じました。