Posted on 2016/04/14 by kinoarukurashi

暮らしの真ん中にキッチンを置いてみる。

暮らしの中心をどこに置くのか、人によってそれは様々だろう。

リビングが中心の人も、書斎が中心の人も、ベッドルームが中心の場合もいるだろうが、僕はキッチンを暮らしの中心に置いてみた。

場所を真ん中にするという意味ではなく。暮らし方を、キッチンを中心に考えるということだ。

大きなキッチンを作ることでもない。食べるということに意識を向けてみるのだ。おおげさな言い方をすると何をどう食べるかが人生だと思っている。丁寧に料理の下ごしらえをしたり、調理の合間にお酒を飲んだり、料理ができるまでの間は、読書や趣味のことをするのもある。夫婦で一緒に食事をつくることも、妻が食事をつくっているのを横目に新聞を読んでいるなんていうこともよくある。

僕の日常はまずはキッチンの前に座る。だからキッチンにはとてもこだわっている。このキッチンは木製、ただ木の箱にシンクとコンロがくりぬかれている。シンプルなものだが、それがたまらなくいい。余計なものが一切ない。天板は無垢の杉材で表面が圧縮されたもの、厚みは4センチ近くもある。そこに自分で蜜蝋(みつろう)を塗って、磨きこんでいる。水跳ねをこまめに拭き取るのも楽しいものだ。

いつもいる場所だからこそこだわっている。そして自分で作ったものだから余計に愛着がある。暮らしの真ん中にキッチンを。僕の自慢のキッチンだ。